術前検査~手術後のスケジュール確定

 

入院と手術は営業日の少ない(長期休みをとった時に影響の少ない)8月にする
ということで方針が固まりましたので
さっそく、先生のところへ。


毎週火曜日が手術を行う日、と決まっているようで
8月の第1週の火曜日に予定を入れてもらいました。


そこからは逆算でスケジュールが決まっていきました。
こんな感じです


▼▼

7月7日 術前検査

7月中2回 自己血採血

8月4日 入院日

8月5日 手術日

8月13日くらい退院でそのままお盆休みに突入

▲▲

 

術前検査は手術の1か月前。
開腹手術だということは決まっていたので、
念のため自己血を採っておいてもしものときは使用する、となりました。
(めっちゃ念のため、と言われました…)


手術する、と決まる前までは
20分間の通勤電車の中で

子宮筋腫 手術」とか
子宮筋腫 悪性」とか

そんな検索をする日々でしたが、手術日まで決まるとすっきりした気持ちで
あまりそういった検索をしなくなりましたね。

 

むしろ、全身麻酔で手術とは、どんな気持ちになるのか…
腹を切られるわけで、それって相当なことだけども
自分はどうなってしまうのか…?

子宮筋腫による悪い症状が日常生活を侵食していないことをいいことに
そんな未知への体験への不思議なわくわく感が…。


不謹慎なのかもしれないですが、いずれ迎える非日常へ思いをはせておりました。

このころちょうど仕事がきつくてきつくて。
入院すればゆっくり休める…とよく思っていた気がします。

 

さて、7月7日七夕の日、術前検査のために有休を申請しました。
人生初のMRIです!

手術のためのスケジュール調整

そんなこんなで私の子宮筋腫については

手術をする方向性が決まりました。

 

・・・そういえば初回の診断の帰り、医者をしている友人にも連絡したりもしましたが

「うーん、わたしなら(筋腫を)さっさととっちゃうな」

という答え。

 

さすが医者だな~

「さくっととっちゃえばいいよ!」的なその回答を聞き

なんてシンプルなんだ! と感心したのを覚えています。

 

 

と、方向性が決まったので次はスケジュールです。

先生からは「手術の日程の候補を決めてきてね」というオーダーがありましたので

つまりは

会社をいつ休めるか

を検討せねばなりません。

 

 

私はIT企業に勤めており、

その頃は提供するサービスの運用管理を担当しておりました。

 エンジニアとかではなく、WEBコンテンツ掲載前のチェックなど、アウトソーシングされた業務の管理などです。

 

チームで仕事はしているものの

手術となると1か月近く休むことに・・・

(開腹手術前提で医者の友達にどれくらい会社を休むことになるのかは確認済)

 

むー・・・むー・・・

 

 

当時

MGR(課長クラス)Aさん既婚男性 → サブMGR Bさん未婚男性 → 私

という組織体制でした。

 

MGR Aさんとはわりと気さくに話せることもあり

「最近体調が悪い、病院に行ったら大きな筋腫があった」

とまでは実は小出しに伝えておりました。

 

 さて・・・

Aさんにはすでに頭出ししてありますからヨシとして

直接私の仕事と現場を管理している、直属の上司 Bさんをしっかり握っておきたいところ。 

 

彼は数か月前にリーダー(係長)→サブMGR(課長補佐)になったばかり。

口が軽い、悪いところは好きではないですが、性根の曲がった人ではないですし、

部下が相談してきたところで無下に返すタイプではない…

でもちょっと理屈っぽくてめんどくさいタイプです。

 

まあでも正攻法でいこうかと、

 

すんごい困ってます。手術しないといけないのです。

どうしたらよいですか。仕事もあるのに…。

 

ストレートに伝えました。

いつ休みたいとか、どれくらい休みたいとかは

言わずに、反応を見てみました。

 

すると、

おしゃべりな彼は、自分が盲腸の手術した話などを始めました。

 

ええ、もう私の役回りはしっかりと聞き手にまわることです笑

 

そうなんですねー・・・

大変だったんですねー・・・

どれくらいの間つらかったんですかー・・・

えええええ それはやばかったですね!

ええ・・私の筋腫10cmくらいあるみたいなんですよー・・・(少し盛った)

Bさん盲腸より大きいからもう少し長く会社休む必要があるんですかねー・・・

でもBさんの状況よりは私のほうが全然ましですね! ほんと大変でしたね・・・

えーいつなら休めますかねー・・・

そうですねー・・・体のことなので心配です・・・

緊急性があるかというとそんなにないのですが・・・なんだかずっと調子悪いですし・・・

 

なんて話してると、彼は気分よく「いやいつでもいいよ、すぐでもいいよ」と。

 

えっ来月ですか? いいんですか?

すみません、ほんと・・・

ええ。もちろん確認してみますが・・・

ご迷惑おかけして申し訳ありません

 

みたいな感じで

「来月(6月)いいよ」

と即かえってきました。

 

まじですか。ほー。

引き継ぎとか大変そうだけど

まあなんとかなるだろう。

 

「じゃあ、具体的な日程、調整してみます」

 

とトントンと好意的な感じで話がつきました。

 

 

さーてひと段落、具体的に日付を決めよう・・・

ウーンいつにしようかな。

と、思っていた翌日!

 

「休みの件だけどさ

 8月がいいんじゃない? お盆もあるしさ・・・」

 

ナヌ?!

昨日と、言ってることが、違うぞう・・・?

 

「お盆休みがあるからさ、有休もあんまり使わなくて済むし

 業務も都合つけやすいじゃん・・・」

 

どうやらMGR Aさんとこの件を話した結果、

来月でなく営業日の少ない8月のほうがベターとなってしまったようです。

 

 

まあ、8月でもいっか・・・

ということで

8月に手術をしたいという意思を先生に伝えにいくことになりました。

 

そこから先は

トントン拍子です。

 

術前検査やら、自己血輸血の採決日やら

いろいろ決まっていきました。

 

人生初のMRI検査など一大トピックもありますが、おいおい書きたいと思います。

 

 

 

 

 

おそらく大きな子宮筋腫があるだろうと思い検査を受けた

 

子宮筋腫と一口にいっても、

その症状は生理と同じで症状の軽重もあればそもそも有無もある。

 

私はといえば、症状はあったが軽かったと思う。

たしかに大きかったけれど9cmだし、15cmあるわけじゃない。

生理は重い月もあったけれど、いつもというわけではなかった。

少量の出血が月の半分は続いたけれど、血が出すぎて貧血になったことはなかった。

 

そして実際、筋腫は良性だった。

 

手術後のおなかの傷もきれいだし、今もトラブルなく健康で暮らしている。

今子供を望む人生は送っていないけれど、もし今後子供を望んだときに

この病気や手術が原因がその妨げになることもないだろう。

 

おもしろおかしく脚色するつもりもないし

経験したこと、感じたことをそのままに書こうと思うけれど

それが症状の重い誰かにとっては不快なものになるのかも。

 

そんなことを考えた。

 

で、結論。

 

私は子宮筋腫が見つかったとき、

症状が重いケースのことばかり考えていた。

でも、いろいろ心配したけど実際は症状は重くなくて

あれはなんだったんだろう。。。と思うことすらある。

 

「この程度の私の症状で仕事を休んで手術なんかしてよかったのかしら」

 

「世の中には子宮筋腫が大きくなっても気づかず一生を終える人もいるのに

 私って大げさじゃないかしら」

 

一時はこんな風に思っていたこともある。

手術を終えて、それが過去のことになると

 

あれは病気だったのか?

 

とすら考える。でも一方で

 

いや、大げさなんかじゃない。

 

と思う・・・きっと。

だから、人からみたら「そんな軽い症状で」と思うような子宮筋腫のことの

ブログを書こうと思った。

私みたいなひとが少しはいるんじゃないかと思って・・・

 

**

 

と・・・

さて、ここまできてやっと本題です。

 

テーマの通りですが

「おそらく大きな子宮筋腫があるだろうと思い検査を受け」ました。

 

このころすでに、

・横になると下腹部やや右寄りに固い丸いものがぽっこりとでる

・ぽっこりしたところを押すとおなかの中が圧迫されたようになる

・おなかがすぐいっぱいになる、ですぐへる

・なんだか腰がいたい

・下腹部がシクシク痛いような感じがする

 

重大な不安になる症状はないものの、

細かいものがあれこれあり、煮え切らない感じでした。

でも腰は痛かったですね。

 

このころすでに

職場の上司(男性既婚子供あり)には

調子の悪さを小出しに伝えていました。

そして近々検査に行くので休みたいと言っていました。

 

これはうまくいきましたね。

やっぱり仕事しているとまわりの理解を得ることは大切です。

 

いきなり休まれたりするよりは

上司からしたら少し心当たりがあるほうがいいですもんね。

 

 

そして肝心の病院は

東京警察病院 に決めました。

 

もともと大学の近くにあって、大学時代に1度かかったことがあり

私が地元以外でお世話になった唯一の『大きな病院』でした。

それがたまたま今の住まいの近くに移転していたのです。

 

縁があるようにも感じるし。

しかも移転して数年なので新しくてキレイ。

住まいに近いのがいい。通いやすいし、これから私のかかりつけにしよう。

 

その程度でした。

手術するならどこがいいかとか

どの先生が有名かとか

正直考えてませんでした。

 

子宮筋腫 手術 東京省察病院」で検索して、

都内の病院別の子宮筋腫の治療実績まとめのページなんかは見ましたが。

まあ、そこに載っている一部の病院リストのうちの真ん中くらいの実績数だったので

まあいいかなと。

 

で、初診でいきましたところ・・・

(※東京警察病院の詳しいことは別に書こうと思います)

 

特に指定したいお医者様もいなかったので

その時外来担当の産婦人科の部長さんに診ていただきました。

(私は男性のお医者様でも大丈夫なタイプです)

 

横になって、おなかを触診されて一押し、二押しで

 

「これはあるね~」

 

おなかにジェルを塗ってコロコロで超音波画像を見ると

 

「けっこうおおきいね~」

 

あ、やっぱり・・・。

素人の自分がみてもはっきりと丸く映っていました。

そのあと触診をされて、診断結果として

 

「9センチくらいのとほかにもいくつかあるね

 ちゃんと調べないと確実にはわからないけど

 うーん、痛みとか症状が強くないなら・・・

 でも取ってしまったほうがいいねぇ

 まだまだ大きくなるからねぇ」

 

そう言われました。

 

 

そのとき考えてたのは

 

お医者って絶対手術しなさい、とは案外言わないんだ・・・

 

やっぱ海千山千だもんね、このくらいの筋腫はよくある話なんだ・・・

 

みたいなことでした。

 

そして検査が終わるころには

「もうここで手術でいいや」とぼんやり思っていたので

 

「手術するか考えてみて

 手術するとなったら、次は日程と詳しい検査の日を決めましょう」

と言われて

 

「あれっ今日はもう終わりか!」

ちょっと拍子抜けでした。

 

まあでも、ちゃんと考えた方がいいんですよね。

今となってはそう思います。

 

そのあと、医者の友達にLINEしたり、会社がいつ休めるかを交渉したりし、

詳しい検査でMRIなんかもやりました。

 

 

それらもまた次回以降で詳しく書いていきます・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのころ卵巣嚢腫の妹は

 そういえば、私が「検査にいかないとな~」なんてうだうだしていたころ、

卵巣嚢腫がみつかった妹がどんな感じだったかというと

 

なかなか病院の空きがない~ → 見つかった!

 

で、「○月に入院予定だよー」 と連絡が来ていました。

 

 

私は都内に住んでいますが

妹は実家住まい(関東近県)でして、地元の病院でした。

「設備が整っていてそこそこ大きい」病院でした。

 

卵巣嚢腫が見つかったとはいっても

差し迫った危機に直面してるわけでないので

「なかなか手術日とか病院の予定が合わなくて~」

なんてしばらくやってましたね。

 

 

そうそう、妹の卵巣嚢腫発見のきっかけは会社の検診でした。

しかも

 

看護士さん「なんかおなかはってるわね~ けっこうはってるわね~

      ついでにちょっとみてみよっか~」

 

いもうと「はい~」

 

看護士さん「(おなかにエコーをあてて)あららら 病院でみてもらったほうがいいよ~」

 

いもうと「ええ~ はい~」

 

こんな感じだったぽい・・・

 

 

検診て、私も毎年受けてますけど

ほんと決まった検査をする、ってことが主旨ですから

ふつう看護士さんが個別になにかしてくれる印象ってないんですけどね・・・

 

ラッキーだったねぇ・・・ って話になりました。

 

 

妹は腹腔鏡手術をしました。

術後当日には歩いてましたね。すごいなー。

 

 

 

あとで詳しく書けると思いますが私は開腹でしたので、

同室の腹腔鏡手術を受けた方が

そうそうにご飯を食べ、自力でトイレにいき、点滴はさっさとはずれ、さっそうと退院していくさまを

横目で見ておりましたが・・・

 

 

うーん、何事もなかった(わけじゃないけど)

数日のブランクで復帰できちゃうんだからすごいですよね。

もちろん内臓にダメージは受けてるわけで油断禁物ですが。

 

 

まあそうこうしまして

妹の手術も無事終わり、母親から妹の摘出物のグロめの画像が

LINEでとんできました。

 

びっくりですよ。

髪の毛・・・・とか・・・

 

ここにUPしようか迷いましたが

閲覧注意になっちゃうので絵にしてみました。

 

f:id:rougeandblue:20150216234812j:plain

 医者がつかう、ひょうたんみたいな形の入れ物に

髪の毛のかたまり(右)と赤いグロい塊(左)が。

 

 

白黒の写真にしてUPすることも考えたんですが

逆に陰影がグロさを増長させてしまって断念しました。

 

 

次は自分の検査の話をしたいと思います。

 

 

つづく

 

 

 

 

 

 

 

きっかけは妹の卵巣嚢腫

10年かけて大きくなった異物をおなかに抱えながらも

のんきに暮らしていた私。

 

その頃腹筋したりしていて

なんだか変にポッコリとまるい形でおなかが出てるな~とは思っていたものの

 

筋肉がつきつつある。。。!

 

くらいにしか思っておらず気にも留めていなかった。

(まあ実際、筋層内筋腫とだったから間違ってもいなかったかも…)

 

 

そんなある日

母親から一本の電話。

 

『てっちゃん(妹のこと)が卵巣嚢腫が見つかって手術することになったよ。

 あんたもちゃんと見てもらいな』

 

おお・・・まじか・・・

そういえば母親も卵巣嚢腫をやっていて、私がおなかにいるまさにその時に

手術したとか。

 

「わかった。みてもらうようにするよ・・・」

 

 

これが10年ぶりくらいに子宮筋腫の検査のために

病院に行こうと決めたきっかけでした。

 

とはいえしばらく行かなかった。。。

理由:めんどくさくて。

 

でも、なんだかおかしくて。

おなかのぽっこりを押すと、肛門に響く!!!

 

なんかへんだぞ~なにかがへんだぞ~

 

ひとまず、いってみるか・・・

 

 

 

ただ、わざわざ平日会社を休んでいくほどの気持ちがまだなくて・・・

土日にもやっている新宿の某レディースクリニックを受診。

 

 

まわりはみなさん、ピルをもらいにきた女性がいっぱい。

一応検査はしてもらって「来週結果を・・・」

と言われたものの。

 

「どうせこれ、もうでかくなってるよな。

どうせ手術とか言われるレベルだよな。。」

 

それまでそんなに強く何かを考えていたわけではないのに

検査をうけたらなせか、キッパリサッパリそう思ってしまったのでした。。。。

 

この医者に来週検査結果を聞きにきても

入院施設もないし

どうせどこかを紹介されるわけで。

 

次に私がしたことは

ひたすらネットで「子宮筋腫 手術」と検索することでした。

 

 

そして、手術に対応できて、

ほんとに入院手術となったときに

自分でOKと思える病院を検討し始めていたのでした。

 

 

つづく

 

 

 

 

 

 

 

 

10年ごし、子宮筋腫が大きくなってた

私は2014年8月に子宮筋腫をとるための開腹手術をしました。


もともと、20代半ばに

小さな子宮筋腫があることは診断でわかっていました。

 

生理痛もちょっと強かったし、不順だったりしましたし

子宮筋腫の成長を遅らせることができる、

そう聞いたので当時ピルを飲んだりしてました。

 

でもピルが合わなかったのか

目の前が真っ白になって立っていられなくなったり

吐き気が止まらなかったり

その頃百貨店で働いていたので、朝番シフトでお店に一人しかいないなんてときに

そんな状態になってしまったこともあり

結局ピルは飲むのをやめてしまったのでした。

 

でもクリティカルな大量出血もそれによる貧血もなかったので

生理不順は当たり前だけど、ちょっと生理痛がひどいくらい(2年に1回救急車)

そんな感じでのらりくらりと10年が経っていました。

 

 

そんな私の子宮筋腫が大きく成長していたことは

日常生活を送る中で、実はほとんどそれとわかるような違和感はないものでした。

 

でも不思議なもので、

それがある、とわかったときから何かが変わるものです。

 

「そういえば」「いわれてみれば」「やっぱり」・・・

検査で子宮筋腫が大きくなっていた事実を知ってから

どんどんおなかの中の異物感は強くなっていったのでした。

 

 

まあ、それなりに大きさがあって、おなかの中央に鎮座ましますその物体は

物理的に正しく私のからだを圧迫していたんですね。

 

腰が痛くなったり、便が細くなったり。

それのせいだとは思っていませんでしたが、たしかにそんな感じでした。

 

便が細くなったことについては、別の時期に「大腸ガン?!」なんて

思ったこともありました。

 

 

実際、検査で直径9センチのボールのような子宮筋腫があるとわかったときは

 

「ああ。こりゃあでかいわ。輪切りの写真の面積をすごいシェアで占めてる」

 

なるほどなーと冷静でした。

 

 

それでも私の子宮筋腫は悪い類のものではなく

且つ具合の悪い場所にできていたわけではなかったので

そういう点で、症状に苦しんでいるほかの方のより

ずっとのんきなものでした。

 

 

次は放置していた子宮筋腫について、

検査をうけるきっかけになった出来事を・・・

 

つづく

 

 

 

 

 

 

 

 

子宮筋腫と手術のこと

私は2014年8月に子宮筋腫をとるための開腹手術をしました。

30代半ば、独身、サラリーマン。

仕事も休まなければならないし、実家暮らしではないし。


そして仕事に復帰しないといけないし。



いろいろあったことを、まとめていこうと思います。

なぜなら、自分も他の方の体験ブログに助けられたから。


これから、この件で体験したことや考えたこと、いろんなことを書いていこうと思います。